お通夜の挨拶文例
通夜 挨拶文例
本日は、亡き父○○の為に通夜にお越し頂き、ご丁重なお悔やみと生前のご厚誼に心からお礼申し上げます。故人もさぞ喜んでいることと思います。本日は誠にありがとうございました。
【 通夜振る舞いをご案内する場合 】
なお、この後ささやかですが通夜振る舞いをご用意しておりますのでお時間の許す皆様はぜひ、ご一緒に召し上がりながら、故人を偲んでやって下さい。
通夜振る舞いあり 挨拶文例
お忙しい中、妻○○へのご弔問を頂き誠にありがとうございました。
家内の生前、皆様には大変お世話になりまた親しくして頂いたこと感謝の念にたえません。
ここで改めて厚く御礼申し上げます。
皆様からお受けしたこれまでの温かい温情は彼女に届いたと信じております。
この後、気持ちばかりの別席を設けております召し上がりながら故人を偲んで頂ければと思います。
本日は誠にありがとうございました。
通夜振る舞い 喪主=妻 挨拶文例
本日はお忙しい中、このようにご丁寧なお悔やみを頂き、本当にありがとうございました。
故人の存命中には、ひとかたならぬお世話を頂いたこと、皆様に心から感謝致します。今にしてみれば、皆様と生前親しくさせて頂いた夫は本当に幸せ者だったと思います。
この後、ささやかですがおもてなしの用意をいたしております。故人との最後の夜ですので、どうぞご一緒にお召し上がり下さい。
あの通り賑やかなことが好きな人でしたので、ご遠慮なくお過ごし頂きたいと思います。
本日は誠にありがとうございました。
通夜振る舞い後 挨拶文例
本日はかくもご丁寧なお悔やみを頂戴し、誠にありがとうございました。お陰様で、無事に通夜の儀式を済ませることができました。故人もさぞ喜んでいることと存じます。
そろそろ夜もふけて参りましたので、ここでお開きにしたいと存じます。本日はご多忙のところありがとうございました。
通夜振る舞い後 挨拶文例2
皆様のおかげで、心のこもった通夜を過ごすことができ、父○○のよい供養になったと思います。
まだまだゆっくりして頂きたいのですが ご都合のある方もいらっしゃるようですから、この辺で、お開きにさせて頂きます。
お帰りの皆様は、どうぞお気をつけてお帰り下さい。
本当にありがとうございました。
通夜振る舞い後 挨拶文例 家族葬
本日はお忙しい中、故人○○のためにご弔問頂きましたことを深く感謝致します。
お陰さまで、滞りなく通夜を過ごすことができました。これもひとえに皆様のおかげと亡き妻も満足していることと思います。
遠方の方もおいでと伺いましたので、この辺で本日はお開きにさせて頂きたいと思います。
明日は12時からの葬儀ですが、10時からおときをご用意しておりますので早めにお越し頂きますようお願い致します。
本日は誠にありがとうございました。
告別式の挨拶文例
遺族代表の挨拶文例
本日はお忙しい中、父○○の葬儀にわざわざご会葬賜り、誠にありがとうございました。
また、ご鄭重なご弔意並びに、ご厚志を賜りまして厚く御礼申し上げます。父は、○○病院にて眠るように、○歳の生涯を閉じました。
様々な苦労を背負ってきた生涯ではありましたが、晩年は趣味に没頭し、幸せな人生といえる最後であったと思います。
父が晩年を豊かに過ごす事ができましたのも、ひとえに皆様方のご厚情の賜と深く感謝致しております。これからは、残された私たちで力をあわせて、父の意思を受け継いで行きたいと思います。
今後もこれまで同様のご指導とご鞭撻をお願い致しまして、御礼のご挨拶とさせて頂きます。
本日は誠にありがとうございました。
遺族代表挨拶文例 喪主=子 急逝
本日はお忙しい中、ご会葬賜わり誠にありがとうございました。
生前中のご厚誼に、厚く御礼申し上げます。父は勤勉実直な人で、朝は5時には起きて調べ物をし、夜はいつも12時過ぎまで机に向かっておりました。そんな無理な生活の積み重ねがたた祟ったのか、一昨日、脳梗塞で突然意識不明となり私達が病院にかけつけた時には、もう意識がなく、そのまま帰らぬ人となりました。
今はただ、遺された私たちで一生懸命頑張っていかねばと、思うばかりでございます。まだ若輩でありますので、これまでにも増してご指導ご鞭撻を賜りますよう、ここに切にお願い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。
本日は誠にありがとうございました。
見舞いのお礼込み 代表挨拶文例
本日はお忙しいところ、また遠路にもかかわらず父○○の葬儀にお運び頂き有難うございます。本日は、多くの皆様にお見送り頂き、父もさぞ喜んでいることと思います。
父は定年後、町内会の役員などをお引き受けし、毎日楽しく暮らして参りましたが、○年前に心臓を患って以来、入退院を繰り返しておりました。しかし、半年前から寝たきりとなり、一昨日家族の見守る中、病院にて息を引き取りました。享年○才でございました。
入院中には、皆様からの心強い励ましや、お見舞いを頂き、本当にありがとうございました。
これからは、残された私たち一同、力を合わせて頑張っていく所存でございます。父亡き後も変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げ、出棺に先立ちましてのご挨拶に代えさせて頂きます。
本日は誠にありがとうございました。
遺族代表挨拶文例 喪主=後継者
皆様には、大変ご多忙中にも拘らず、またお暑い中を、亡き父○○の葬儀に、かくも多数ご参列下さいまして誠にありがとうございます。
私は長男の○でございます。喪主として一言ご挨拶を申し上げます。父○○は、○○県○○市で、○○家の長男として、昭和○年に出生致しました。○○高校を卒業後上京し、祖父が創立した、現在の○○株式会社に入社、昭和○年に同社を引き継いで以来、幾度の変転の後、今日に至っています。社業が、これまでに発展できましたのも、ひとえに皆様のご厚情のおかげと感謝しております。
○年間悔いの無い生涯を送って、故人も満足し、かつ感謝の念を持ってあの世に旅立ったことと思います。今後は、残った母を大切にし家族心を合わせて、父の遺志を受け継ぎ、社業発展の為に、身を捧げる覚悟でございます。
亡き父同様、ご厚誼の程、切にお願い申し上げまして、御礼の言葉に代えさせて頂きます。
本日は誠にありがとうございました。
葬儀委員長の挨拶文例
葬儀委員長といたしまして、一言ご挨拶を申し述べさせて頂きます。
ご会葬の皆様、本日はご多用中にもかかわらず、○○株式会社 常務取締役、故○○○○殿の社葬並びに告別式に多数ご会葬くださいまして、誠にありがとうございます。ご遺族に代わりまして、厚く御礼申し上げます。
○○常務は、○月○日の○時○分、○歳の生涯を閉じられました。
○○常務は、社業ならびに業界の発展に尽力され、また晩年は後継者育成にも大変力を注いでこられました。事後、私ども社員一同、○○常務の意志を受け継ぎ社を一層発展させていく覚悟でございます。
今後ともどうぞ変わらぬご協力、お引き立てをお願い申し上げます。
最後になりますが、ご遺族に対しましても、故人に賜りましたのと同様のご厚誼をお願い申し上げまして、ご挨拶とさせて頂きます。
本日はご多忙の中、誠にありがとうございました。
出棺時の挨拶文例
本日はご多用にもかかわらずご会葬を賜り、また最後までお見送り頂きまして誠にありがとうございます。おかげをもちましてこれより出棺の運びとなりました。
生前はひとかたならぬご厚誼にあずかり、またここにお見送りをいただき、故人もさぞ喜んでいることと存じます。残された私どもにも、今後とも変わりなくご指導ご厚誼を賜りますようお願い申し上げまして、出棺の挨拶とさせて頂きます。
ありがとうございました。
精進上げの挨拶
精進揚げの挨拶文例
本日はお忙しいところを亡き母のためにお心づくし下さいまして、誠にありがとうございました。
お陰様で通夜、葬儀ならびに告別式を滞りなく終えることができました。母もこれで安心してくれている事と思います。これもひとえに皆様方のおかげと厚くお礼申し上げます。
なお、本日は皆様、さぞかしお疲れのことと存じます。
お口汚しではございますが、心ばかりの食事をご用意致しておりますので、どうかおくつろぎ下さいませ。
長時間、本当にありがとうございました。
会食前の挨拶文例
皆様、本日はご多忙中にもかかわらず、また遠方よりおこしの方もおられる中、最後までお見送り頂き、本当にありがとうございました。
お陰様で滞りなく葬儀を済ませることができ、亡き父も安堵していることと思います。ささやかではございますが、精進揚げのお膳を ご用意いたしましたので、故人を偲びながら召し上がって頂ければと存じます。
どうぞ、お時間の許す限りごゆっくりおくつろぎ下さい。
献杯挨拶文例
故人の弟の○○でございます。本日はご多忙中、最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。皆様に見送られ、兄も安心してくれているものと思います。
まずは、献杯をさせて頂きたいと思いますので、ご唱和をお願いします。それではご準備はよろしいでしょうか?
献杯。
会食後 締めの挨拶文例
最後にご挨拶させて頂きます。
お名残りおしくはございますが、お忙しい方もいらっしゃいますことでしょうから、はなはだ勝手ではございますが、この辺でお開きにさせて頂きたいと存じます。
なお、満中陰の法要は、後日また案内させて頂きます。お忙しいこととは存じますが、皆さまにはお繰り合わせのうえ、ご参列下さいますようお願い申し上げます。
本日は最後まで本当にありがとうございました。
弔辞の一般的な文例
友人への弔辞 文例
弔辞、故○○○○様の御霊に衷心よりお別れのご挨拶を申し上げます。今あなたのご霊前で静に合掌致しますとき、在りし日のご活躍が偲ばれ心からあなたのご逝去を悼むものであります。
ましてや、ご遺族の皆様のご心情をお察しするに余りあり、お慰めの言葉に窮する思いを致すものであります。
*ここから充分に下調べをした業績・功績を述べる 残されたものの決意を述べる
願わくばとこしえに在天の光となって私どもの進むべき道をお導きいただきたくお祈り申し上げるものです。ここにあなたのご遺徳を偲び、ご冥福を心からお祈り申しあげますとともに、限りないご加護を賜りますよう願い、友人を代表しての弔辞といたします。
会社の上司への弔辞 文例
謹んで、(役職)○○○○様のご霊前に哀悼の意を表します。
急逝されたとの報に接したとき、我が耳を疑いました。前日の晩は、部長とともに酒を酌み交わし、新しいプロジェクトのことやお好きなゴルフの話などしてお元気でいらしたのに、突然の訃報、哀惜のきわみでございます。
○○部長は、仕事に厳しい反面、話のわかる懐の深い方で、部下の私どものこともさりげなく気遣ってくださる優しい面があり、お仲人もずいぶん務めていらっしゃいました。今後もご指導にあずかりたいと願っておりましたのに、まことに残念でございます。
残された奥様やお子様のご悲嘆は、推察するだに胸の張り裂ける思いがいたします。
今となっては繰り言でしかありませんが、これからのご遺族をどうか陰ながらお守り下さい。我々は○○部長の代わりとは決して申せませんが、力の及ぶ限りは部長の方針を堅持し、ご指導のお言葉に従ってますます社業に尽くす覚悟でございます。
○○部長、安らかにお眠り下さい。
弔辞の書き方
弔辞は前もって書いておくものですが、悲しみの感情をそのまま述べるという事は、大変難しい事です。従ってある程度冷静になって、自分の感情を整理し、故人の人柄・業績などを浮き彫りにして語り、なるべく具体的なエピソードを交えると良いでしょう。
故人が目上の人なら「○○先生(○○部長)のご霊前(ご尊前)に謹んで申し上げます」というように、また故人が友人や年下の場合は「○○さん」といった呼びかけ言葉で始めます。
●故人と自分との関係にふれ、思い出などを述べる。
●生前の仕事、長所などをあげて称える。社会的に功績のあった人はそれを述べ、若くして亡くなった場合など、いかに有能で前途有為であったことを惜しむ。
●遺族の人々を慰め、励ます言葉を書く。
●安らかに眠って下さい。という意味の故人に捧げる言葉で結ぶのが普通です。
弔辞の読み方と供え方
弔辞を読むときは、司会者の紹介によって、前に進み遺族席等へ一礼し、次に遺影に一礼します。それから弔辞の上包みを開きます。
上包みは卓上に置くか、適当なところが無ければポケット等にいれても、左手で持ったままでもよく、肩の高さに持って朗読します。
読み終えたら、もとのように包んで、表書きの文字を祭壇に向くように供え、再び遺影・遺族席に一礼して、席に戻ります。
おちついた姿勢で静かに、しんみりと読み上げるのですが、列席者に聞こえることと、棒読みにしないで、自然の感情にしたがって高低をつけます。しかし、ある程度の感情の高揚はやむをえないとしても、芝居がかった声や、形式的美辞麗句は感心できません。
仏式葬儀の弔辞は直接故人に、神式・キリスト教式では故人の霊に向かって語りかけるような形にします。
弔辞のポイント
弔辞とは故人の死を悼み悲しむ気持ちを表した言葉や文の事です。
葬儀の際、告別式のはじめに故人の前で死を悼み、お別れの言葉を述べるのが弔辞です。
これらの弔辞・追悼の辞はもっとも難しいものとされていて、多くはあらかじめ巻紙か奉書紙に書いておき、故人の前で読み上げるのが普通です。
霊前(尊前)に捧げた後、故人の家に保存されるものですから、薄墨で丁寧に書き、上包みして表に「弔辞」と記します。
心から死を悼む、心情あふれた弔辞は参列者に深い感銘を与え、式場のしめやかなムードを一段と厳粛にするものです。
従って弔辞の内容も、またそれを読む人の態度にも式場にふさわしいものが望まれるので、美辞麗句を並べるより、故人にしみじみと語りかけるものが、これを読む人の真心を表していると申せます。
「弔辞は」遺族からの依頼があって式中に読むものですが、依頼がなくても、故人を偲んで弔辞を述べたいときは、なるべく早く申し出て了解を得ます。
喪中ハガキ・寒中見舞い文例
喪中ハガキサンプル文例
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
平成○年○月○日に 父 太郎が永眠いたしました
ここに本年中賜りましたご厚情を深謝申し上げ
明年も変わらぬご交誼のほどお願い致します
平成○年○月

寒中見舞い
喪中の挨拶状を送らなかった人から年賀状が届いたり、12月に入ってから身内に不幸があって、喪中欠礼の挨拶状送付が間に合わなかった場合、松の内が開けて(1月8日)から立春頃(2月4日)までに出します。
その他 文例作成のポイントなど
感謝の意を込めたお礼を中心に
親族代表挨拶は、主催者としてのものになりますので、たとえ心情はつらくとも、故人へのお別れの言葉と同時に、ご参列の方への感謝の気持ちを欠かさないように挨拶します。
しかし、遺族にとっても故人との別れのときなので、家族だからといって言葉を控える必要はありません。過大な褒め言葉でなければ、素直な心情表現はむしろ好ましいでしょう。
挨拶の基本形式
1.ご参列へのお礼
2.(故人の享年や死について)
3.生前故人がお世話になったお礼
4.(故人亡き後の覚悟)
5.遺族・親族に対する支援・指導のお願い
6.会葬のお礼で締めくくり
この順序でなければならないという決まりはありません。
儀礼的になりすぎると不自然です
参列者に親しい人が多い場合には、儀礼的すぎる挨拶はかえって不自然に感じられるかもしれません。最初と最後のお礼と感謝の気持ちを踏まえていれば、あとは自由に語ってもかまわないと思います。
故人の生き方や人生観、人柄を語るさりげないエピソードを紹介し、自分の気持ちを素直に伝えたほうが、好感がもてる挨拶といえるでしょう。