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　今回は、最近の受付事情についてです。
　受付の仕方も葬儀の変化と共に進化してきています。これまでの受付は、ノートや冊子になっている芳名録に、会葬に来られた方が並んで名前を記入する方式が主流となっていましたが、この方式では、記入し終わるまでその場から動けないので、受付の混雑を招く最大の原因となっていました。
　この為、最近では記帳所を設け、芳名カードに記入もしくは名刺を挟んで香典と一緒に受付に出すという新しい方式が出てきました。この方式だと、通夜と葬儀に参列する場合、通夜の時点で芳名カードを持ち帰り、翌日の葬儀の時に、香典と一緒に受付に出せば順番待ちをすることなく受付を済ませることができます。
　この芳名カード式の受付のメリットは、会葬に来られた方の煩わしさが軽減されるだけでなく、香典を受け取ったご遺族の片付けの手間も軽減してくれます。葬儀が終わった後の香典の整理は、必ずしなければなりませんが、大変面倒です。昔は、芳名録に記入された名前と香典金額を香典帳に書き写す作業を行っていたので、会葬者が多ければ多い程大変でした。
　しかし、この芳名カードには、枠外に金額を記入する欄が設けてあり、記入した後は会社やご近所などの区別をしながらバインダーに綴じていくようになっています。綴じていくだけで香典の整理ができますので、簡単に片付けや分類ができます。
　葬儀が終わっても、片付けなければならない事や物がたくさんあります。その作業が簡単である事で、ご遺族の負担が少しでも軽くなるようにと考えています。