山口県防府市
防府天満宮
JA山口宇部「ふれあい」掲載 やすらぎ葬祭辞典 ご葬儀Q&A
私のもしもの時に備えて・・・
人生で必ずめぐり合う大切な方との別れを経験したのち、いつかは自分がそこから去る時が訪れます。
葬儀を経験された多くの方は、その後の手続き・処理の多さに、自分が居なくなった後が心配と言われます。そしてその中で一番厄介と思われる手続が相続です。この相続でのトラブルが多い事もよく耳にします。
これは相続が発生する限り、誰にでも起こりうる事だと思います。そういったトラブルを避けるために遺言書を遺す方が、最近では増えているようです。この遺言書は、公証人役場へ行って作成してもらう方法が一般的ですが、他に司法書士・弁護士の方へ頼むという方法もあります。費用が若干かかるので、ためらっている方もいらっしゃると思います。最近では、書店・文房具店などで遺言書を書くための、もしもノートやエンディングノートが販売されています。インターネット上でも作成の方法や手順まで掲載されているため、自分ですべて行うという方もいらっしゃるようです。
遺言書とまではいかないけれど、こうしてほしいという意向はあるという方におすすめするのは、もしもノート・エンディングノートです。
これは、自分の生い立ちから家族へ覚えていてほしい思い出、もし何かあった時にはこうしてほしいという希望を書き入れ、自分はこういった思いがあるんだということを書き記す事が出来るノートです。もしもノート・エンディングノートの中にいくつか項目があり、それを選んだ理由を記入するようになっているので、何をどのように書けばよいか分らないという事が少ないようになっています。その、もしもノート・エンディングノートの中には、友人の誰に連絡してほしいということや親戚の連絡先も記入が出来る様になっています。
もしもノート・エンディングノートは、お近くのやすらぎ会館で差し上げますので気軽にお立ち寄り下さい。
遺された方の悲しみを考え、その悲しみを乗り越えてもらえるよう元気なうちに自分の想いを残しておくことは、今後を考える上での第一歩だと思います。