山口県防府市
防府天満宮
JA山口宇部「ふれあい」掲載 やすらぎ葬祭辞典 ご葬儀Q&A
葬儀のしきたり ・・・ 喪中はがき
今回は、喪中はがきについてです。
この喪中はがきは、身内が亡くなって一周忌までの喪中の間、新年の挨拶などを慎むため、それをお知らせするためのはがきです。
喪中はがきを出す場合、先方が年賀状の準備をされる前の十月末から十二月初旬くらいまでに用意して投函する必要があります。
もし、十二月前後にご葬儀をされた場合や、知らせていなかった方から年賀状が届いた場合には、『寒中お見舞い』として松の内(一月七日頃)を過ぎたころから立春(二月四日頃)位までに出されるとよいでしょう。
その場合、文面は簡略に、身内が亡くなり喪中であることを記し、ご挨拶を控えるお詫びと今後もおつきあいをお願いしますという内容で、句読点を入れずに書くことが一般的と言われています。文面のサンプルは、当社の他に、インターネットや書籍などにも掲載されておりますので、そちらも参考にされるとよいと思います。
差出人となる遺族の範囲は一般には二親等とされていますが、二親等内だから必ず出さなければならないということはありません。差出人は、喪主以外の方の名前でも出すことは当然あると思いますが、夫婦連名で喪中はがきを出す場合は、ご主人から見た続柄で、故人名の部分をフルネームにて明記された方がよいでしょう。
最近では、満中陰の返礼品などを用意されたギフトの業者などが、喪中はがきを取り扱っています。香典帳を整理して名簿を作成するサービスを行っていることが多いので、ギフトをお願いする際に一声かけておかれると、ぎりぎりになって慌てることが少ないと思います。準備はお早めに。