弔辞の一般的な文例|宇部市 やすらぎ会館


美祢市
別府弁天池

弔辞の一般的な文例

弔辞の挨拶文例と作成のポイント

    友人への弔辞 文例 挨拶文例 印刷

  • 弔辞、故○○○○様の御霊に衷心よりお別れのご挨拶を申し上げます。今あなたのご霊前で静に合掌致しますとき、在りし日のご活躍が偲ばれ心からあなたのご逝去を悼むものであります。
     ましてや、ご遺族の皆様のご心情をお察しするに余りあり、お慰めの言葉に窮する思いを致すものであります。
    *ここから充分に下調べをした業績・功績を述べる 残されたものの決意を述べる
     願わくばとこしえに在天の光となって私どもの進むべき道をお導きいただきたくお祈り申し上げるものです。ここにあなたのご遺徳を偲び、ご冥福を心からお祈り申しあげますとともに、限りないご加護を賜りますよう願い、友人を代表しての弔辞といたします。
  • 会社の上司への弔辞 文例 挨拶文例 印刷

  •  謹んで、(役職)○○○○様のご霊前に哀悼の意を表します。
     急逝されたとの報に接したとき、我が耳を疑いました。前日の晩は、部長とともに酒を酌み交わし、新しいプロジェクトのことやお好きなゴルフの話などしてお元気でいらしたのに、突然の訃報、哀惜のきわみでございます。
     ○○部長は、仕事に厳しい反面、話のわかる懐の深い方で、部下の私どものこともさりげなく気遣ってくださる優しい面があり、お仲人もずいぶん務めていらっしゃいました。今後もご指導にあずかりたいと願っておりましたのに、まことに残念でございます。
     残された奥様やお子様のご悲嘆は、推察するだに胸の張り裂ける思いがいたします。
     今となっては繰り言でしかありませんが、これからのご遺族をどうか陰ながらお守り下さい。我々は○○部長の代わりとは決して申せませんが、力の及ぶ限りは部長の方針を堅持し、ご指導のお言葉に従ってますます社業に尽くす覚悟でございます。
     ○○部長、安らかにお眠り下さい。
  • 弔辞の書き方

  •  弔辞は前もって書いておくものですが、悲しみの感情をそのまま述べるという事は、大変難しい事です。従ってある程度冷静になって、自分の感情を整理し、故人の人柄・業績などを浮き彫りにして語り、なるべく具体的なエピソードを交えると良いでしょう。
     故人が目上の人なら「○○先生(○○部長)のご霊前(ご尊前)に謹んで申し上げます」というように、また故人が友人や年下の場合は「○○さん」といった呼びかけ言葉で始めます。

    ●故人と自分との関係にふれ、思い出などを述べる。
    ●生前の仕事、長所などをあげて称える。社会的に功績のあった人はそれを述べ、若くして亡くなった場合など、いかに有能で前途有為であったことを惜しむ。
    ●遺族の人々を慰め、励ます言葉を書く。
    ●安らかに眠って下さい。という意味の故人に捧げる言葉で結ぶのが普通です。
  • 弔辞の読み方と供え方

  •  弔辞を読むときは、司会者の紹介によって、前に進み遺族席等へ一礼し、次に遺影に一礼します。それから弔辞の上包みを開きます。
     上包みは卓上に置くか、適当なところが無ければポケット等にいれても、左手で持ったままでもよく、肩の高さに持って朗読します。
     読み終えたら、もとのように包んで、表書きの文字を祭壇に向くように供え、再び遺影・遺族席に一礼して、席に戻ります。
     おちついた姿勢で静かに、しんみりと読み上げるのですが、列席者に聞こえることと、棒読みにしないで、自然の感情にしたがって高低をつけます。しかし、ある程度の感情の高揚はやむをえないとしても、芝居がかった声や、形式的美辞麗句は感心できません。
     仏式葬儀の弔辞は直接故人に、神式・キリスト教式では故人の霊に向かって語りかけるような形にします。
  • 弔辞のポイント

  •  弔辞とは故人の死を悼み悲しむ気持ちを表した言葉や文の事です。
     葬儀の際、告別式のはじめに故人の前で死を悼み、お別れの言葉を述べるのが弔辞です。
     これらの弔辞・追悼の辞はもっとも難しいものとされていて、多くはあらかじめ巻紙か奉書紙に書いておき、故人の前で読み上げるのが普通です。
     霊前(尊前)に捧げた後、故人の家に保存されるものですから、薄墨で丁寧に書き、上包みして表に「弔辞」と記します。
     心から死を悼む、心情あふれた弔辞は参列者に深い感銘を与え、式場のしめやかなムードを一段と厳粛にするものです。
     従って弔辞の内容も、またそれを読む人の態度にも式場にふさわしいものが望まれるので、美辞麗句を並べるより、故人にしみじみと語りかけるものが、これを読む人の真心を表していると申せます。
     「弔辞は」遺族からの依頼があって式中に読むものですが、依頼がなくても、故人を偲んで弔辞を述べたいときは、なるべく早く申し出て了解を得ます。