よくあるご質問 仏事に関する事|宇部市 やすらぎ会館


防府市
防府天満宮

よくあるご質問

    仏事に関する事

  • それぞれの宗旨・宗派、地域の風習、個々人の考えによって、葬儀の営み方や必要な物等は様々です。ここでは一般的な葬儀についての疑問・回答を掲載しています。

これは「枕飯」や「一膳飯」と言われ、枕飾りに供え物として、丸く盛ったご飯を生前愛用していた茶碗に盛り、箸を立てたものを供える習慣があります。地域の習慣や宗派等によって、箸を1本だけ立てたり、横に挿したりと様々ですので、地域や菩提寺のやり方に合わせてご準備して下さい。 意味は食べ物の魅力で死者を生きかえさせる・旅立ちのお弁当など、地域や時代により解釈が様々です。
又、キリスト教・神式・浄土真宗では、宗教上の教えや死に対する考え方の違い等から、枕飯は不要とされています。

一般に枕団子は、枕飾りに枕飯と共にお供えするお団子の事で、浄土への旅の途中で、お腹を空かせた人に分け与える事で功徳を積む事が出来るようにとか、枕飯を餓鬼に食べられないようにする為に供える等、地域や宗旨により解釈が様々です。用意する数や作り方も、地域や宗派により違いがありますので菩提寺等にお聞き下さい。
又、枕飯と同じ理由でキリスト教・神式・浄土真宗では不要とされています。

ご遺体の安置の向きについては宗旨・宗派によって様々です。仏式は頭部を北向き又は西向き、神道では北向き又は部屋の上位(向かって右側)、キリスト教は特に決まりは無いとされています。必ずしも決まった向きにしなければならないという事はございませんので、安置する部屋の状況によって判断すれば良いでしょう。

故人が着る白い着物は、経帷子・仏衣等と呼ばれる死装束で、僧侶や巡礼者を模した浄土に旅立つ旅姿をとったものです。又、浄土真宗では浄土へ旅をするという考え方ではない為、仏衣は不要とされています。

お礼へ伺う日程については、一般的には葬儀の翌日と言われますが、お寺様のご都合をご葬儀後や初七日法要後の挨拶の時にお尋ねしておいた方がよいでしょう。
 一般的には、白封筒や弔事用の袋に包み「御布施」等と表書きをしてお渡しします。  金額については、お寺との付き合いの程度や、寺院の格などによっても異なりますし、お尋ねしても失礼にはあたりませんので、直接お寺様へお尋ね下さい。 「お気持ちで結構です」と言われた場合には、檀家総代や親族の方等に教えて頂くと良いでしょう。

仏式では生存中の名前は「俗名」といい、「戒名・法名・法号」といわれる「仏名」は仏の弟子になった事を意味して付けられる名前です。
本来は生きている内に授かるものですが、最近ではお寺との関係が希薄になった為、亡くなられてから授かる事が多くなってきました。

本来の戒名はどんな身分の人でも二文字で構成され、仏の世界は平等である事が表現されています。院号とは寺院を建立した人への敬称として使用したのが始りとされ、お寺を建立する程の貢献や信仰心のある信徒に対して付けられるようです。

打敷の色・模様については、普段や法要の時は金糸や朱色の華やかな物を用いますが、葬儀や四十九日等には白や銀色の物を用います。
裏面が白くなっている打敷でしたら、裏返して使用することも出来ます。

神道では「死者は穢(けが)れ・忌み事」との考えから、忌や喪が明けるまでは穢れから遠ざける意味で神聖な神棚を封鎖、つまり白い紙を貼ります。
 また、この作業は忌みにかかっていない者として、遺族や親族ではない者がやる事とされています。 四十九日の忌明けを待って、封を解くと良いでしょう。

線香、ロウソクの火を「絶やさない」ようにという風習は古くからある習慣ですが、夜通しで線香の番をすることは、体力的にも防火の観点からも、現在ではあまり行われていないようです。ただ、 風習を大事にする地域もありますので、年長者や地域の方の意見を聞いて、無理のない範囲でお守をされればよろしいでしょう。
 最近では長時間持つ線香やロウソク等もございますので、必要に応じて葬儀社にお尋ねになると良いでしょう。

昔から死は穢れという考えから火葬や葬式の後、家に死穢を持ち込まない様に清めるという意味で、清め塩を使用していました。
 今でも神道系の宗旨の場合は、お清めの為に塩を撒きます。しかし、仏式(特に浄土真宗)では死は穢れではないとして、清め塩は必要ないとされています。
 いずれにせよ、宗旨・宗派、地域の習俗等と合わせて、あまりこだわらずにご自分の判断で決められれば良いでしょう。