年金
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国民年金保険料のみをかけていた場合の老齢基礎年金受取額は、平成27年度は年額780,100円となっています。これを月額に換算すると65,008円となりますが、夫婦二人でかけていたとしたら倍の130,016円であったとしても、この収入だけで生活することは難しいです。ちなみに、老後の消費支出は生活保険文化センターの調べによると247,000円と言われており、老後資金の確保の方法を考える必要があります。
亡くなった時には生命保険をかけていればその生命保険金で葬儀費用やその後の片づけ費用をある程度まかなうことはできますが、亡くなるまでの生活は年金以外の収入を確保しておく必要があります。その為には事前にあらかじめ自身の将来を見通したライフプランを立てておくことが大切です。
ライフプランを考えるにあたっては、日本年金機構が運営する年金ネットやねんきん定期便などを活用し、将来受け取ることのできる年金額を試算することと、現在の収入や貯蓄を元に今後どれだけ増やすことができるかということや、大きな買い物である車や住宅、そしてお子様の学費などの必要となる支出を考えた上で、その後にやってくる老後を見通します。
最近は、インターネット上でも簡単に試算することのできるサイトも多くありますが、ファイナンシャルプランナーという資格を持った方へ相談するという手段もあります。その他にも、金融機関やいろいろな団体が実施するマネーセミナーなども参考になると思います。法律の限らずいろいろな情報があふれている昨今ですので、自身で学ぶということも一つの方法です。終活を考える機会に、ライフプランを考えて自身の将来を見据え学ぶことで、生きがいややりがいを見出すことができれば、その先の人生もさらに意義あるものとなるのではないでしょうか。